
先日、福岡-佐賀-長崎と旅行へ行ってきました。
長崎では野母崎という場所に宿泊し、世界遺産に登録され話題になっている軍艦島へ行ってきました。
事前の調べでは軍艦島ツアーを行っている会社がいくつかあるのですが、どのツアーも連日満席!世界遺産登録後あっという間に人気がでてしまって、一年先まで予約でほぼ満席だそうです。
しかし!今回宿泊したホテルが独自に軍艦島ツアーを行っていたので、そちらに滑り込みで参加することができました!
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軍艦島への上陸について
ホテルが催行している軍艦島ツアーは島自体に上陸することはできません。
所有権者である長崎市の「長崎市端島見学施設条例」と「端島への立ち入りの制限に関する条例」により、ツアー以外の上陸は禁止されているため、ホテルがご好意で出してくれる船では上陸できません。どうしても上陸したい・廃墟好きな方は上陸ツアーに参加することになります。
私は世界遺産を一目みたいというミーハーなので、周遊ツアーで満足なのです。
いざ、出発!
ホテルの係りの人に案内していただき、ホテルのすぐ裏手にある船着場へ向かいます。
この日はあいにくの雨模様。しかも屋根がほとんど無い船なので、雨合羽を着て出発です。
背の低い私はいつも乗船するのに一苦労です(笑
この船で軍艦島をぐるっと廻ります!
船は重油を使っているそうで、ものすごいスピードが出ます。もうそれは雨合羽が飛ばされる勢い!あっという間に軍艦島に着きました。
廃墟に次ぐ廃墟。
昔はここに何千人という人が住んでいたなんて。
鉄骨の建物は潮気をたっぷり含んだ海風にやられ、朽ちています。
船頭さんは「あと10年したら、もう軍艦島は無いかもしれないから写真をいっぱい撮っておくといいよ」って。
こちらにはお偉いさん達が住んでいたそうです。
その他の住宅にはお風呂場がなかったそうですが、ここだけはお風呂付のお部屋だったそうです。
軍艦島の開設や当時の様子を語ってもらいながら軍艦島を20分ほどかけて周りました。
こうしてツアーに参加して思ったのは、いろんな会社がツアーを催行していますが、当時を知っている人たちがそれぞれに自分なりの軍艦島を語ってくれるので、どのツアーに参加しても、いつも新しい軍艦島の物語が聞けそうです。
今回案内してくれた船頭さんは野母崎の方だそうで、小さい頃に軍艦島に住んでいた子供たちとの交流の話などをしてくれました。
20分の周遊が終わり、船はホテルへと向かいます。
あっという間に小さくなっていく軍艦島。いつ崩れてしまうか分からないとのことで、今行っておけてよかったと思いました。